ルーキー醤油の育成グラウンド

みなさんから寄せられた新しい醤油のアイデアを、熱血コーチがスカウトして育成します。

燃えよ!炎の育成グラウンド
育成担当コーチ ショウニーニョ山田

醤油界のヒット請負人。
プレーヤーの潜在能力を見出して期待のルーキー醤油へと育て上げるカリスマ。

新しい醤油のアイデア

枝豆に合うスパイスパウダー醤油

間もなく12月。忘年会シーズンがやってきますね。
育成グラウンドのメンバーは一足お先に一杯やっているようです。


ス:お疲れさまでしたー!カンパーイ!!
シ:カンパーイ!!
ス:くー!!仕事の後の一杯は格別ですねー!!(最近はコーチにビシバシしごかれてるから余計に…)
シ:ウム、特にこの枝豆とのコンビネーションは最高ダナ!
ス:あれ、そう言えば枝豆って海外でも食べるんですか?
シ:ああ、日本食ブームの影響で、欧米でもここ最近大手スーパーで買えるくらいに浸透しているゾ。日本食の中で特に人気のあるメニューの一つダ!
ス:へー!面白いですね!枝豆を日本食っていう風に意識した事なかったですけど…
あれ?どうしたんですか?そんなにじっと枝豆見つめたりして…
シ:…ワタシは来日後いろんな居酒屋を転々としたが、塩味以外見たことがナイ…
ス:確かに言われてみれば…フライドポテトはいろんな味があるけど、枝豆って塩味だけですね…
シ:…ヨシ!決めタ!今回は枝豆を攻めるぞ!お前たち、30分後にグラウンド集合ダ!!
ス:えええ!?今からですか!!?
シ:こういうのを「思い立ったが吉日」と言うんダロウ!行くゾ!!
ス:ちょっ…コーチーーー!!

というわけで飲み会を中断し、育成グラウンドに戻ってきた一同。

ス:ううう…まだお通ししか食べてないのに…
シ:つべこべ言うな!これもスター醤油を育てるためダ!「パウダー醤油」くんを連れてコイ!

そういうとコーチはポケットからハーブやら香辛料やらをいっぱい取り出しました。

シ:黒コショウとコレとアレと…を彼に渡せ。まちがいなく、ビールに合う枝豆ができるはずダ!

スタッフが「パウダー醤油」くんと特訓を重ねている間、コーチは何やら調理をしています。

シ:どうダ、特訓の成果を見せてミロ!
ス:はい!なかなか自信作ができました、コーチ!!名付けて「枝豆に合うスパイシーパウダー醤油」くんです!

ドヤ顔でルーキー候補を差しだすスタッフ一同。



シ:うむ…!これは良いナ!香ばしい醤油のと黒コショウ&ガーリックのコンビネーションプレー!ビールが何杯でもいけそうダ!
ス:あ、ありがとうございます!
シ:他のビールのつまみにも合うのではないかと用意してみたから、試してみろ!

コーチが取り出したのはフライドチキンにフライドポテト。

ス:この組み合わせは間違いないですね…!ここにビールがないのが悔やまれます…!!
シ:ビールならあるゾ!ここに!
ス:ええっ!?いつの間に!?
シ:お前たち、よくやっているからナ!お前たちが特訓している間に買出ししておいタ。
ス:コーチ…!!(うるうる)
シ:サア、宴会の続きをするゾ!!
ス:かんぱーい!!

という訳で、宴会は夜通し行なわれたのでした…

そぼろに合うハラペーニョ醤油(くりくまさんのアイデア)

今日もショウニーニョコーチの特訓を受けるルーキー醤油とスタッフ一同。
日々の反復のおかげか、だいぶ基礎練習にも慣れてきたようです。


ショウニーニョ(以下シ):さあ、今日のターゲットはなんダ!
スタッフ(以下ス):お弁当はどうでしょう?おかずのマンネリ解消になる醤油が欲しいというご意見がきています!
シ:ナルホド!弁当か!
ス:毎日のことですもんね…ネタ切れで困るんですよね~・・・
シ:いいじゃないカ弁当!実は日本の弁当文化は世界中で注目されているんダ!パリでは専門店もできるほど大人気なんダゾ!
ス:そうなんですか…!?それは俄然燃えてきました!

とたんに鼻息荒く意気込むスタッフ一同。

シ:お前たち、お弁当の定番といえばなんダ!
ス:うーん…そぼろ・・・ですかね?
シ:ヨシ、今日はそぼろに合う醤油を鍛えるゾ!

まずは普通にそぼろを作る一同。



ス:うん、おいしいです。しょうがの風味が効いてますね!
シ:これこそおふくろの味というやつダナ!
 …サテ、ここまでは普通のそぼろダ。ここからひとひねりするのが醤油スタジアム流ダゾ!お前たち、何を加えたらいいと思う?ちょっと試してミロ!

どうやらコーチ、今日はスタッフたちにやらせてみるようです。

ス:うーん…うーん…

めいめいに色々試してみるも、中々新しいおいしさにつながるものがありません。
そんな時、スタッフAがおずおずと何か取り出しました。


スA:あの、納豆の時これ気に入ったので入れてみてもいいですか・・?

スタッフAが取り出したのはハラペーニョです。

シ:おお!中々良いナ!試してみるゾ!

早速かけてみると・・・・

ス:あ!おいしいー!醤油の香ばしさとハラペーニョのマイルドな辛味、独特の青臭さが肉にマッチしますね!
  ただ辛くなっただけじゃなく、そぼろが無国籍料理みたいになりました!
シ:ウム。味にパンチがあるから冷めてもおいしく食べられそうダナ!まあ、納豆の時のマネとはいえ、中々良いじゃないか!
スA:・・・!やったー!ありがとうございます!

珍しくほめられて有頂天なスタッフA。

シ:この調子で他の連中もどんどん行くぞ!
スB、C:は、はい!!

特訓の成果が少し出てきたのでしょうか。ますますやる気の出てきたスタッフ一同でした!


お餅に合う焦がしバター醤油(とらさん、かおりさん 他からのアイデア)

気候もやっと冬らしくなり、気がつけば今年も残りわずかとなってきました。
今日は日本の冬の風物詩、アレがターゲットのようです。


ショウニーニョ(以下シ):今日もビシバシ行くゾ!
スタッフ(以下ス):はい!よろしくお願いします!
シ:今日のテーマは日本の冬に欠かせない伝統食、“”ダ!
ス:実は「お餅に合う醤油が欲しい」というご意見を沢山の方から頂いてるんです。
  みなさんご自宅で砂糖じょうゆを作って食べてるみたいですが…
シ:だが、砂糖じょうゆだけで満足していない者もちらほらおるナ!
ス:コーチ!今こそ「醤油スタジアム」流最高の餅用醤油を作りましょう!
シ:おお、乗ってきたなお前たち!ヨシ、特訓を開始するゾ!
ス:はい!!

早速特訓にとりかかる一同。こうして完成したのは…

シ:出来たぞ!名付けて「餅に合う焦がしバター醤油」くんダ!
ス:わー!!(ぱちぱち)

早速レンジでチンしたお餅にかけてみます。

ス:おっ!バターのいい香り~!香ばしい醤油の香りもします!
シ:今回は特別に焦がし醤油を使っているからナ!レンジでチンした餅でも焼き餅の香ばしさが再現できるようにしてミタ!
ス:なるほど!それは便利ですね!では、いただきまーす!



ス:んー!これは間違いないですね!まろやかな風味がおいしいー!
シ:ノリを巻くとさらにうまいぞ!餅+醤油+バター+海苔の黄金のカルテットダ!
ス:こりゃいいや!丁度いいおつまみにもなりますね!
シ:…おまえら、すぐにそっちに持って行きたがるナ!
ス:へへ…だって好きなんですもーん!コーチだってお好きな癖に…♪
シ:まあな…じゃあ(にやり)
ス:じゃあ!?
シ:今日は特別にビールがおいしく飲めるように猛特訓ダ!まずはグラウンド10周!
ス:えっ!?そ、そんなあ…またですか!?
シ:またとはなんダ!日没まで時間はたっぷりあるゾ!さあ、そのあとは腕立て100回ダ!

ということで、今日も猛特訓に耐えるスタッフとルーキー醤油たちなのでした・・・

とんかつに合うかえし醤油(腐りまぐろサバ男さん 他からのアイデア)

今日のターゲットはどうやら“とんかつ”のようです。とんかつと醤油・・・
素敵な出会いは生まれるのでしょうか?


ショウニーニョ(以下シ):Bom dia!
スタッフ(以下ス):え?え・・・?お、おはようございます!
シ:お、すまん、今日は調子がよくて、ついポルトガル語が出てしまっタ!
ス:・・・?なんだか今日はご機嫌ですね・・?
シ:まあな!ポルトガルはいいところダゾ。私の思い出の地ダ・・・
ス:思い出の地?あっもしかして甘酸っぱい初恋の舞台とか~・・ってまさかそんなわけ・・・
シ:・・・いいダロ何でも!特訓始めるぞ!
ス:はっはい!!すみません!!!(あっ照れてる・・・!)

コーチの意外な一面を垣間見たスタッフですが、気を取り直して・・

シ:さて、彼はルーキー候補の「とんかつに合うかえし醤油」くんだ。とんかつは用意したか?
ス:はい!こちらです!
シ:ヨシ、じゃあまずは普通の醤油で食べてミロ!

とんかつの半分に普通の醤油をかけて食べるスタッフ一同。

ス:私初めて醤油で食べました!結構おいしいですね!でも・・・
シ:でも?
ス:ちょっと…しょっぱいかも・・・
シ:そうダ、あっさりした風味は悪くないが、apple56さんの投稿のように大根おろしを添えないとキツイな。
  そこで、ワタシはひそかに「かえし醤油」くんを特訓しておいタ!
ス:かえし・・・お蕎麦屋さんがつゆで使う、みりんと合わせて熟成させた醤油ですね?
シ:そうダ!早速試食するゾ!



ス:・・・!かえしの効果でまろやかで香ばしい味わいになってますね…!でも後味はくどくないし、女性にも受けが良さそう
シ:そうダロウ!脂ののった肉を軽やかにエスコートする紳士的プレー!まさにスタープレーヤーダ!
 付け合わせのキャベツにも合うぞ!
ス:ホントだ!味が濃すぎずキャベツもさっぱり食べられますね!これ、コロッケや他の揚げ物にも合いそうです!
シ:ウム。かえしとは、日本の繊細な食文化が生み出した財産ダナ・・・!ワタシも勉強になっタ!
ス:まさしくそうですね・・・!・・・ところでコーチ、さっきの初恋の件なんですけど・・・
シ:・・・!お前たち、下らん事言う暇があるなら、さっさとルーキーを鍛えて来んか!!!
ス:うわっ!ごめんなさーい!!

一目散に逃げつつ、これはいいネタを掴んだとにやけるスタッフなのでした・・・


おひたしに合う野菜だし醤油(shioriさんからのアイデア)

今回はどうやら「醤油だけだと物足りない。もっとおひたしに合う醤油を作ってほしい」というご意見にチャレンジしているようです。
どんな醤油ルーキーが誕生するのでしょうか?


ショウニーニョ(以下シ):オハヨウ! 今日は課題のひとつに挙がっていた・・・
スタッフ(以下ス):ショウニーニョコーチ! お願いがあります!!
シ:なんダ?
ス:実は「おひたし」に合う醤油を作ってほしいとのご意見がとっても多くて、おひたし醤油くんを特訓してるんですが、中々うまくいかないんです…

スタッフとともにうなだれるおひたし醤油くん。

シ:そうか・・・。シンプルな料理だけに完成度が求められるな。
ス:そうなんですよ~。特にこのshioriさんのアイデアは「砂糖じゃない自然な甘味」がご希望とのことなんですが、何を使えばいいのかさっぱり・・・
シ:ムム・・・中々コレは手ごわいな・・・。

さすがのショウニーニョコーチも困ったといった顔つきです。
しばらくの重苦しい沈黙のあと、コーチの顔がぱっと明るくなりました。
何かひらめいたようです。


シ:野菜には野菜ダ!
ス:??ど、どういうことでしょう??
シ:まあ、みてろ!

なにやら、野菜をなべでぐつぐつ煮ています。

ス:その煮野菜をどうするんですか?
シ:違う!こっちダ。

コーチが指さしているのは野菜を取り出した後の鍋に残っていた煮汁。それをトレーニング中のルーキー醤油くんに与えています。

シ:ヨシ!お前たち、試してみろ!



ス:・・・おおおお、これは!
シ:どうダ?(ドヤア)
ス:野菜のほんのりとした甘み深みのあるうまみがおひたしを包み込んで、優しい味に仕上がっています!野菜だけでこの厚みだなんて・・・!
シ:安定感のあるボディバランスと柔らかなボールタッチ!フレンチの野菜ブイヨン、ブイヨン・ド・レギュームからヒントを得た「野菜だし醤油」ダ!(再ドヤア)
ス:流石ですコーチ…!和と洋の合わせ技がこんなに相性がいいなんてびっくりしました。
シ:何を言っておる!互いの良いところを組み合わせて新しいものを作るのは、日本人の得意とするところじゃないか!
ス:・・・・!は、はい!そうですね!よーし・・・私たちも頑張るぞー!!

コーチの熱い言葉に勇気をもらったスタッフ一同。
和と洋の合わせ技という大ヒントを得て、明日も元気に前進することを誓うのでした!